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- 酢醤油とポン酢の違いは?
- 味ぽんとポン酢の違いは?
- 酢醤油とは?何が入ってる?
- ポン酢とは?何が入ってる?
- 味ぽんとは?何が入ってる?
- ゆずぽんとは?何が入ってる?
- ポン酢醤油とは?何が入ってる?
ポン酢は料理の調味料やタレとしてよく使いますが、酢醤油とポン酢の違いは知らない方も多いんですよね。私も同じものだと思っていたのですが、ちょっと違うんですよね。
それに「ポン酢といえばミツカンの味ぽん」というほど「味ぽん」は人気ですが「味ぽんとポン酢の違いは?」と聞かれて明確に答えられる方も意外と少ないです。
そこで、このページでは同じものとして勘違いされやすい「酢醤油」「ポン酢」「ポン酢醤油」「味ぽん」「ゆずぽん」について、特徴などを紹介しています。
また、ポン酢などに必ず使われているのが酢や醤油ですが「酢とは何?醤油とは何?」とギモンに思ったので、酢と醤油についてもまとめています。
味ぽんとポン酢の違いは?酢醤油とポン酢の違いは?
味ぽんとポン酢の違いは「醤油が入っているか、入っていないか」です。味ぽんは醤油が入っているのですが、ポン酢は入っていません。
酢醤油とポン酢の違いも「醤油が入っているか、入っていないか」です。酢醤油は醤油が入っているのですが、ポン酢は入っていません。
「酢醤油」「ポン酢」「ポン酢醤油」「味ぽん」「ゆずぽん」など色々あってややこしいので、それぞれの特徴をまとめました。特徴を知っていればタレを選ぶときに迷わずにすむので、便利ですよ。(^^)
酢醤油とは?何が入ってる?=酢+醤油
酢醤油=酢+醤油
酢醤油とはその名のとおり「酢」と「醤油」をまぜ合わせた調味料です。
ポン酢とは?何が入ってる?=柑橘類の果汁+酢
ポン酢=柑橘類の果汁+酢
ポン酢とは「柑橘類(かんきつるい)の果汁」と「酢」をまぜ合わせた調味料です。柑橘類とは、たとえば「ユズ」「ライム」「レモン」「ダイダイ」「スダチ」「カボス」などです。
醤油は入っていないので、コクをだしたりタレとして使いたい場合は不向きです。とはいえ、醤油が入っていないということで減塩対策としては便利です。自分の加減で少しだけ醤油を加えたりすることもできるので、味の調整ができます。
なぜ「ポン酢」という名前なのか?というと、お酒に柑橘類の果汁をまぜたカクテル「Pons(ポンス)」が由来となっています。ポンスはオランダ語です。
さらに、柑橘類をまぜると酢のように酸味が出るので「酢」の意味合いも加えて「ポンス+酢=ポン酢」となったんですね。
酢を加えていない柑橘類の果汁だけだと「生ポン酢」と呼ばれることもあります。
ポン酢醤油とは?何が入ってる?=柑橘類の果汁+醤油+(酢・かつお節・昆布)
ポン酢醤油=柑橘類の果汁+醤油+(酢・かつお節・昆布)
ポン酢醤油とは「柑橘類の果汁」に「醤油」をまぜ合わせた調味料です。「酢」をプラスすることもあれば「かつお節」「昆布」などの出汁を加えることもあるので「味付きポン酢」とも呼ばれます。
ポン酢醤油はポン酢に比べるとコクがあり味がしっかりついているので、調味料として色々な食べ物に使われます。酸味があり出汁の味が効いた醤油といった感じでしょうか。
ポン酢醤油は「しゃぶしゃぶ」「水炊き」などの鍋料理のタレとしてよく使われます。ほかにも「お刺身」「豆腐」「焼き魚」「酢のもの」「サラダ」などにかけたり・・・餃子のタレとしても人気ですね。
私も餃子のタレがないときはポン酢醤油を使います。中の具材ともよく合うので美味しいです。
ポン酢醤油は「醤油」や「出汁」が入っているので、和食ともすごく相性が良い調味料です。まさに日本人好みの味ですね。
大人気の「味ぽん」はこの「ポン酢醤油」に該当します。
味ぽんとは?何が入ってる?=ミツカンの商品でありポン酢醤油
味ぽん=ミツカンが販売する「ポン酢醤油」の商品名
「味ぽん」とは「mizkan(ミツカン)」がつくる調味料の商品名です。
味ぽんは「塩」「醤油」「柑橘類の果汁」「酢」などがブレンドされているので「ポン酢醤油(味付きポン酢」)」になります。
ゆずぽんとは?何が入ってる?=ミツカンの商品でありポン酢醤油
ゆずぽん=ミツカンが販売する「ポン酢醤油」の商品名
「ゆずぽん」とは「mizkan(ミツカン)」がつくる調味料の商品名です。
ゆずぽんは「塩」「醤油」「ゆずの果汁」「酢」「昆布だし」などがブレンドされているので「ポン酢醤油(味付きポン酢」)」になります。
柑橘にゆずが使われているので「ゆずぽん」という名前です。「味ぽん」に比べるとゆずの風味が効いているのが特徴ですね。さわやかでサッパリした感じです。
ポン酢醤油はポン酢と勘違いされやすい
「ポン酢醤油」と「ポン酢」は別物ですが、ポン酢醤油のことをポン酢と呼ぶ人が多いんですよね。
「ミツカン味ぽん」のことも「ポン酢醤油」ではなく「ポン酢」と略して呼ぶ人が多いです。そのため買い物の伝言で勘違い事件も起こっています。(^^;)
妻「ポン酢(醤油)買ってきて」
夫「ポン酢を買ってきた」
妻「欲しかったのはポン酢(醤油)!味ぽんで良かったのに」
妻に「ポン酢を買ってきてね。間違えないでね、ポン酢ね」と言われて、
ポン酢を購入して帰宅したところ、
「『味ぽん』で良かったのに…細かく説明しないと分からないのね。私が買いに行けば良かった」と怒られた。理不尽だと思う。 pic.twitter.com/yolwvdEJek
— Makoto@酢kaポンtan (@ma5oto) September 8, 2019
ミツカンはパッケージに「ポン酢」と書かれた正真正銘のポン酢も売っています。味ぽんは「味ぽん」と書かれています。「ポン酢買ってきて」と言われたら、たしかに間違えてしまうかもしれませんね。
最近の日本では「ポン酢」よりも「ポン酢醤油」が多く消費されているので「ポン酢=ポン酢醤油」の意味で使われることが多いです。
「ポン酢を買ってきて」と頼まれたら「味ぽんでいい?それとも醤油が入ってない本当のポン酢?」と確認したほうがいいかもしれませんね。ややこしいですが・・・。笑
とはいえ、もし間違えてポン酢を買ってしまっても大丈夫。出汁のきいた醤油を少しまぜれば「ポン酢醤油」になりますよ。
酢とは何?ポン酢に欠かせない発酵食品
ポン酢や味ぽんに必ず入っているのが「酢」ですが「酢」とはいったい何なのでしょうか。具体的に知らなかったので調べてみました。
「酢」とは「米」「果実」「玄米」など糖分のある食材が原料です。米や果実などの原料をまず「酒」にして、それから「酢酸菌(さくさんきん)」で発酵させたものが「酢」です。「酢」って発酵食品だったのですね。
発酵の働きをもつ発酵菌のひとつ。乳酸菌や酵母、納豆菌も同じ発酵菌です。
酢酸菌はアルコールを酢に変えることができます。
発酵の仕組みについてもカンタンに解説しておきますね。
地球上には色々な「菌」がいます。菌は生きるために食べ物にくっついて栄養を吸収、繁殖します。
菌が増えると食べ物は別のものに変化します。たとえば「牛乳+乳酸菌=ヨーグルト」「大豆+納豆菌=納豆」などのような感じです。
菌が繁殖した結果ヨーグルトや納豆のように良い変化(良い成分が増える&美味しさアップなど)が起こることを「発酵」と言います。
「酢」は色々な種類があります。「米酢」「黒酢」「りんご酢」「バルサミコ酢」などが有名ですね。それぞれ原料が違います。日本でよく使われるのは米を原料とした「米酢」です。
- 米酢 :米が原料
- 黒酢 :玄米が原料
- りんご酢 :りんご果汁が原料
- バルサミコ酢:ぶどう果汁が原料
醤油とは何?ポン酢に欠かせない発酵食品
味ぽんに必ず入っている「醤油」ですが「醤油」とはいったい何なのでしょうか。酢と同じく、具体的に知らなかったので調べてみました。
醤油の原料は「大豆」「小麦」「食塩」です。まず大豆と小麦で「醤油麹(しょうゆこうじ)」をつくり、それに食塩水をまぜて発酵させます。発酵させたもの(=もろみ)を熟成させてしぼると完成です。
「麹(こうじ)」とは、蒸したお米など穀物に「麹菌(こうじきん)」を繁殖させて発酵したものです。麹菌は「麹」を作るのに使われるカビです。
醤油麹は下記2つを指します。
①米麹に醤油をまぜ合わせたもの。
②醤油をつくる過程で大豆と小麦に麹菌(こうじきん)を繁殖させたもの。
ちなみに「米麹(こめこうじ)」とは蒸したお米に「麹菌」を繁殖させて発酵させたものです。
麹を肉や魚につけて焼くととても美味しいんですよね。身がやわらかくなって塩気もなじむので、ほかの調味料はいらないくらいです。
まとめ
今回は「味ぽんとポン酢の違い」「酢醤油とポン酢の違い」などについてご紹介しました。
今まで、なんとなく「味ぽん」のことを「ポン酢」と言っていましたが、正式に言えば「味ぽん=ポン酢醤油(または味付きポン酢)」なんですね。
味ぽんは「酢」や「醤油」が入っているので、ダブル発酵食品で美味しいハズですね。ポン酢醤油は本当に和食によく合うので、まさに1本あれば万能といった感じです。
色々な料理にジャンジャン使っているとすぐになくなるので、つねに1本はストックしておくと便利ですよ。