台湾は親日国のため日本人が旅行しやすい国です。ご飯も美味しいので、絶品グルメを味わうことができます。
レストランで食べても美味しいですが、夜に食べ歩きする「夜市(よいち)」が大人気なんですよ(イートインの屋台やお店もたくさんあります)。
今回は台湾グルメ、とくに「夜市(よいち)」にスポットを当ててお話しますね。
読み終わったころには、台湾に行きたくなっているかもしれませんよ♪(日帰り旅行できるくらい近いですからね^^)
目次
台湾のグルメスポット「夜市(よいち)」とは?
「夜市(よいち)」とは、夕方~夜~深夜に開催される、たくさんの屋台やお店が集まった市場です。
「夜市」は中華圏や東南アジアでよく見られ、食べ物の屋台が多いですがオモチャやTシャツなどの雑貨も売っています。
日本でもお祭りやイベントがあるとき、たくさんの屋台が道の両側に並びますよね。あれの超~~大型バージョンと思ってください。
屋台というよりほんと「広~い市場」といった感じで、たくさんの観光客や地元住民でいつもワイワイ賑やかです。
「夜市」は1ヶ所ではなく、台湾のいろいろな地域で開催されています。
「夜市が目的で台湾に行くのか」もしくは「台湾観光のついでに近くの夜市に寄るのか」で、どこの夜市に行けば良いか変わってきますね。
台湾の「夜市」でおすすめのグルメは?
たくさん屋台が出ているのでどれから食べようか迷ってしまいますよね。
1日しか夜市に行く時間がない場合は「コレだけは絶対に食べたい!」というグルメをあらかじめ決めておくとスムーズです。
ギャル曽根さんみたいに食べたいだけ食べられるのであれば、気になるものからどんどん食べていけば良いのですが・・・。ちょこちょこ食べていたらすぐにお腹いっぱいになっちゃう方も多いですからね(^^;)
そこで、台湾の夜市で観光客に人気のおすすめグルメをまとめてみました。参考にしてください。
1.大腸包小腸(ダーチャンバオシャオチャン)
「大腸包小腸」は、ひとことで言えば「台湾式ホットドック」です。
大腸が小腸を包むと書きますが(ココだけ見るとグロいですね・・・笑)、白いモチ米にソーセージがはさまっていて、ちゃんとホットドックな見た目をしています。モチ米もソーセージと同じように腸詰めです。
モチ米部分はモッチモチ、ソーセージは甘めで、タレが効いていてジューシーです。これだけでもお腹にたまりそうですね・・・。なので、ソーセージだけ売っている屋台もあるのでそれを狙ってもいいですね。
「大腸包小腸」は台湾人にとっても定番のグルメなので、台湾に来たらぜひ食べておきたい一品です。
値段は「1本で50元~前後」が多いです。※
※50元=日本円で175円前後(2019年11月時点)
2.蚵仔煎(オアチェン)
「蚵仔煎」とは「牡蠣が入ったオムレツ」のことです。
オムレツは日本人もよく食べますが、牡蠣を入れるというのはあまり聞きませんよね。日本人にとっては珍しい、新感覚オムレツです。
牡蠣がたっぷり入ったオムレツには、トロ~ッとした甘めのソースがこれまた、たっぷりかかっています。牡蠣が好きな方はぜひ食べてみてください。
値段は「1皿で60元~前後」が多いです。※
※60元=日本円で210円前後(2019年11月時点)
3.胡椒餅(フージャオビン)
「胡椒餅」は「焼きまんじゅう」みたいなグルメです。
肉まんのようなお饅頭のような「コレ絶対美味しいよね・・・」って感じの、安心感あふれる見た目をしています。笑
コショウのきいた豚肉とネギをパイ風の生地で包んでいます。パリッとした生地にジュワ~ッとあふれる肉汁がたまりません。
お持ち帰りしやすいので、まとめて10~20コ買う方もいます。これだったら、ホテルに戻ったあとでも食べられますよね。
値段は「1コで40~50元前後」が多いです。※
※40元=日本円で140円前後/50元=日本円で175円前後(2019年11月時点)
4.臭豆腐(チョウドウフ)
書いて字のごとく「臭い豆腐」です(コラッ)。
臭豆腐は「揚げた豆腐」「煮た豆腐」がありますが「揚げた臭豆腐」が食べやすいです。
「臭豆腐はどんな臭い?」という質問の回答で多いのが「鶏糞」「公衆便所」「はきつづけた靴下」「罰ゲーム」などなど・・・。散々な言われようですね。(^^;)
しかし臭豆腐は台湾を代表するグルメなので、チャレンジしてみると台湾旅行の良い思い出になりますよ。
日本人の中にも「臭豆腐が好き」「慣れたらクセになる」という方もいるので、自分でじっさいに食べてみてから判断するのが1番です。
値段は「1皿で50元~前後」が多いです。※
※50元=日本円で175円前後(2019年11月時点)
5.麺線(ミェンシェン)
「麺線」とは「韓国式煮麺(にゅうめん)」です。
鰹ベースのトロトロ出汁で麺を煮込んでいるので、日本人好みの味わいです。日本人もハマる人が続出中。
「モツ」「イカ」「牡蠣」「パクチー」などがトッピングされることも多いです。
濃い目な鰹出汁のお店が多く、さわやかなパクチーがスープを引き立てます。だけどパクチー苦手な方は、もしパクチーOKか店員さんが聞いてくれたら素直に断って大丈夫ですよ。
値段は「1杯で40~60元前後」が多いです。※
※40元=日本円で140円前後/60元=日本円で210円前後(2019年11月時点)
6.阿婆飯糰(アーポーファントヮン)
「阿婆飯糰」は「台湾式おにぎり」です。
台湾では、「阿婆飯糰」は朝ご飯の定番です。
モチ米を使っているので外はモッチモチ、そして中は「高菜」「切り干し大根」「漬け物」「ツナ」「チーズ」「揚げパン」など、バラエティー豊かな具材がたっぷり入っています(お店によって具材の種類は変わります)。
ガッツリお米食べたい!ってときはこの「阿婆飯糰」がお手軽で良いですよ。汁物ではないのでお持ち帰りもラクです。
値段は「1コで30~50元前後」が多いです。※
※30元=日本円で105円前後/50元=日本円で175円前後(2019年11月時点)
7.甜不辣(ティエンプラー)
「甜不辣」とは「台湾式さつま揚げ(入りおでん)」です。
台湾で天ぷらといえば「さつま揚げ」が定番です。日本では天ぷらとさつま揚げはちょっと違う感じがするので不思議ですね。
食感はモチモチしていて、甘めのソースがたっぷりかかっています。
さつま揚げといっしょに揚げ豆腐や大根が入っている場合もあります。こうなるとおでんっぽいですね。
値段は「1皿で50元~前後」が多いです。※
※50元=日本円で175円前後(2019年11月時点)
8.糖葫蘆(タンフールー)
「糖葫蘆」とは「トマト飴」のことです。
日本では「リンゴ飴」「イチゴ飴」が定番ですが、台湾では「トマト飴」が定番です。台湾では一般的にトマト=スイーツなんですよね。
プチトマトに飴がかかったスイーツで、フルーツトマトのように甘いトマトを使っており、甘さと酸味が絶妙なバランスです。
日本でもさっしーこと指原莉乃さんや、YouTuber芸人のフワちゃんがハマっている台湾スイーツです。
値段は「1本で35~40元前後」が多いです。※
※35元=日本円で130円前後/40元=日本円で140円前後(2019年11月時点)
9.雪花冰(シュエホワビン)
「雪花冰」は「台湾式カキ氷」です。
お店によって差がありますが、けっこうボリュームがある場合も。大きい器で出してくれる場合は、1人では食べきれないかもしれません。
とくに夜市のグルメを満喫したあとだと、お腹いっぱいになっている可能性が高いですからね。そんなときは数人でシェアするのがオススメです。
フワフワでトロトロな幸せ食感・・・細雪みたいな、繊細なかき氷スイーツが味わえます。
イチゴなどいろいろなソースがありますが、ポピュラーなのはやっぱり「マンゴー」ですね。かき氷は最後のシメに食べると良いですよ。
値段は「1皿で80~120元前後」などなど。※
※80元=日本円で280円前後/120元=日本円で430円前後(2019年11月時点)
台湾の「夜市」でおすすめの場所は?3つ紹介
台湾にはいろいろな夜市がありますが、観光客にも人気でおすすめの場所を3つご紹介します。
1.士林夜市(しりんよいち/シーリンイエシー)
台北(タイペイ)で最大規模の夜市です。
日本人観光客も多く、よくすれ違います。周りで日本語がきこえると、なんだか安心しますね。笑
屋台の店員さんも日本語ペラペラな方がたくさんいます。「初台湾」「初夜市」デビューの方でも気軽に楽しみやすい夜市ですね。
駅からも近く、駅には「士林夜市↑」と書かれた看板もあるので分かりやすいです。
また、地下にも美味しい屋台がたくさんあるので、雨が降っても楽しめるのが人気ポイントのひとつです。
>>場所
台北市士林区
>>最寄り駅
淡水信義線(たんすいしんぎせん)「剣潭駅(けんたんえき)」。
「1番出口」から徒歩2~3分で士林夜市に到着。
※「士林駅」で降りたくなりますが、逆に遠くなるので注意してください。
★ラインカラーは赤色。
2.饒河街観光夜市(じょうががいかんこうよいち/ラオハージエイエシー)
台北(タイペイ)で「士林夜市」に次いで有名な夜市です。
「饒河街観光夜市」は1本道にズラリと屋台やお店が並ぶので、道に迷うことがありません。グルメのほかに服や雑貨のお店も多いです。
「士林夜市」のように地下もないですし、入り組んだ複雑な道になっていないので、ひとり旅や初夜市の場合は「士林夜市」をあえて避けて「饒河街観光夜市」から体験するのも良いですよ。
松山駅を出たらすぐにゲートが見えるので、安心です。
>>場所
台北市松山区
>>最寄り駅
松山新店線(まつやましんてんせん)「松山駅(まつやまえき/ソンシャンえき)」。
「1番出口」から徒歩2~3分で饒河街観光夜市に到着。
★ラインカラーは緑色。
3.寧夏観光夜市(ねいかろよいち/ニンニャーイエシー)
「士林夜市」や「饒河街観光夜市」に比べるとローカルチックな夜市です。全長300メートルほどで、あまり大きな夜市ではないですね。
屋台はグルメ中心で美味しいものがたくさんありますし、地元住民の方もたくさんいて賑わっています。というか観光客よりも地元住民の方が多い印象です。
大きくないということはすべての屋台をじっくり回れるというメリットもあるので、のんびりグルメを満喫したいという場合は「寧夏路夜市」に行ってみるのもオススメですよ。
>>場所
台北市大同区
>>最寄り駅
①淡水信義線(たんすいしんぎせん)「中山駅(なかやまえき/ゾンシャンえき)」
⇒「5番出口」から徒歩8分で寧夏路夜市に到着。
★ラインカラーは赤色。
②淡水信義線(たんすいしんぎせん)「雙連駅(そうれんえき/シュアンリェンえき)」
⇒「1番出口」から徒歩10分で寧夏路夜市に到着。
★ラインカラーは赤色。
台湾の「夜市」時間は?何時までやってるの?
台湾の夜市で気になるのが「時間」ですよね。夜にやる市場なので、とうぜん夜に出歩く必要があります。
「夜市の開始時間と終わり時間はいつ?」
「夜市は夜の何時までやってるの?」
というのが気になりますよね。
台湾の夜市はだいたい「17:00~24:00」が営業時間の屋台が多いです。
※屋台によって差があるので、絶対ではありません。早いところだと、たとえば16:00にオープンしている屋台もあるし、深夜1:00過ぎても営業している屋台もあります。
台湾の「夜市」何時ごろに行くのが良い?
夜市はみんな夕ご飯を食べに来るので、18:00~21:00あたりはとくに混み合います。
人混みが多いとスムーズに歩けなかったり、お目当ての屋台にたどり着けなかったり、疲れて途中であきらめてしまったりするので、すこし早めの17:00あたりに行くのが良いですね。
それでも混むときは混んでしまいますが・・・。(^^;)
台湾の「夜市」服装はどうしたら良い?
服装に関しては、そこまで深く考えなくて良いと思います。ふつうにその日の格好のままで大丈夫ですよ。
私もあちこち観てまわったそのままの服装で夜市に行きましたが、なんの問題もありませんでした。
ちなみにその時の服装はいたってふつうの「シャツ」「上着」「ワイドパンツ」でした。
周りの日本人観光客たちも、同じような格好でしたよ。すごくヒラヒラ~な感じのスカートをはいている方は、その時はいませんでしたね。
夜市での「おすすめの服装」をまとめておきますね。
台湾の夜市をウロウロ~おすすめの服装~
はき慣れた歩きやすい靴
まずはなんといっても「靴」。靴はめちゃくちゃ大事です。
夜市ってウロウロと人混みの中あちこち歩き回るので、はき慣れた歩きやすい靴でないと疲れてしまいます。
「ヒールの高い靴でもズンズン歩けるわよ~!」って場合は問題ないのですが(笑)、そうでない場合は、靴にかんしてはとくに「おしゃれより機能性を優先」したほうが良いです。
しかも夜なので、足元も見えづらくなります。ぺたんこ靴か、もしくは運動靴!持っていない場合は1足、準備しておくことをオススメします。
個人的に歩きやすくて重宝しているのは「ニューバランス」の運動靴ですね。疲れにくく足も痛くならないので、どこまでも歩けます。笑
汚れていいシャツ&パンツorスカート
食べ物を持った人とぶつかったり、屋台にぶつかったりして服が汚れる可能性もあるので、汚れてもいい格好がおすすめです。
ちなみに歩きやすければワンピースとか短いスカートとかでもぜんぜん大丈夫です。汚れてもいい前提ですが・・・(^^;)
高確率で汚れる!ってわけではないのですが、人混み+食べ物を扱っているので可能性はあります。旅行中に大事な一張羅が汚れたらテンション下がっちゃいますから・・・。
私が夜市に行ったときは、丈の長いワンピースの女性もいましたよ♪
冬は冷えるので、上着やショール、ストールなどを持って行きましょう。
財布を取り出しやすいカバン
夜市ではお財布を出す頻度が高いです。ほかのお客さんやお店の人を待たせずにサッと取り出せる「斜めがけカバン」が便利です。
両手の空くリュックでも良いですが、人によってはお財布を出すのにモタモタしてしまうかもしれません(前に抱えていれば大丈夫かも)。
夜市用の小さい斜めがけカバンがあると良いですね。斜めがけカバンはつねに自分の腰あたりにカバンがくるので、手も届くし安心感があります。
ぜったいにポケットにお財布を入れてウロウロするのだけはやめましょう。人混みにまぎれてスリが狙っていることもあるので気をつけてください。
台湾の「夜市」持ち物はどうしたら良い?
スマホやカメラはもちろん持って行くとして、ほかに持っておくと便利な持ち物をまとめました。
◎ウェットティッシュ
手で持って食べる場合があるので、手が汚れたときに重宝します。
◎ポケットティッシュ
1コ持っていると何かと便利です。
◎ビニール袋(ゴミ用)
ゴミ箱が少ないので、ゴミを一時的に入れる袋があると便利です。
◎ビニール袋(お持ち帰り用)
食べきれないときに、ビニール袋に入れて持って帰れます。
◎小さめのお財布
大きいお財布より、小さいお財布に「夜市用の小銭や紙幣」を入れて行くとラクです。
複数人で夜市に行く場合は、ひとりが代表でお財布を持つのも良いですよ。
ひとりが人数分まとめて払って、ホテルに戻ってから計算するほうが、お会計が早く済みます。
◎カサ
天気予報をチェックして、怪しいときは持っておきましょう。
◎胃薬
もし食べ過ぎてしまい気分が悪くなったときのために、胃薬があると良いです。
◎頭痛薬
頭痛もちの方は、人混みや歩きで疲れたら頭痛が出るかもしれないので、頭痛薬を持っておきましょう。
まとめ
台湾は一人旅でも人気ですし、日帰りでパッと行くことができるほど近いです(女優の多部未華子さんが日帰りで台湾に行くのが好きで、むかし弾丸台湾一人旅してました)。
台湾は親日の方が多いので、観光客に気軽に話しかけてくれたり、空港でも親切にしてくれたりと、日本人にとっては安心できる旅先だと思います。
初めての海外旅行には、台湾がオススメですよ。(^^)